決めました。
嫁と話をした結果抗がん剤治療を中止することにしました。
不安はもちろんありますが、病巣を抱えていない今、薬によって
傷めつけられているのは健康な細胞です。
極度の倦怠感、脱毛、嘔吐、血圧の乱高下、便秘、食欲低下、味覚障害
「体が壊れそうだ」気丈な嫁が弱音を吐くのは相当な苦痛と不安なのでしょう。
夫婦でも自分の体じゃないから「もうやめろ」とは言えない。
将来の命にかかわる事だから、やっぱり本人の意思を尊重しなければいけない。
いろんな情報をかき集め、いろんな人の意見をまとめてみても結論は五分五分
に別れる。
抗がん剤は現時点では最高の治療方法である。が副作用強い。
抗がん剤は劇薬、毒物であるので癌細胞にも効くが健康な細胞ほど傷められる。
抗がん剤は再発の予防になるとは限らない。
抗がん剤は間違いなく今ある癌細胞を小さくする。
外科医300人のうち299人は自分が癌になったら抗がん剤は使わないだろう。
まぁ最後のは極端な意見だろうけど、医師のみんながみんな高い評価を
しているわけではない。製造元の説明と治験の結果を説明されているに過ぎない。
説明と、治験の結果に嘘があると唱える医師もいた。
とどのつまり、それしか道がないのである。薬屋さんが作った抗がん剤しか
ないのだから。
嫁も抗がん剤を止めるという選択を選びました。
検診を定期的に受けて管理し、万が一、再発しても早く見つけられる。
二人でそう話し合って決めました。
嫁の顔も少しだけ明るくなったような気がします。